S9 結論ヤミヌケ 最高2034最終1877 QR公開

［使用構築］

　※最高レート時の画像はスクショできていません

　皆さんこんにちは。ぼんばーです。私がS9で使用した構築の紹介をしたいと思います。この構築を使用した動画を公開しているので、そちらもご視聴いただければ幸いです。

www.nicovideo.jp

［構築の経緯とコンセプト］

　並びは所謂テンプレヤミヌケと呼ばれる並びなので経緯は省略します。コンセプトは「能動的に状態異常に入れにいける受けループ」。ムドーの毒々やドヒドの毒菱などサイクルを優位に進められる技を採用して実践的に勝ちやすい構築を作ることを意識しました。

［単体解説］

 

慎重　H252 B4 D252　悪戯心→マジックミラー　＠メガ石
イカサマ　不意打ち　鬼火　自己再生

　ヌケニンをステロから守るためのお守り…と見せかけて意外に環境に刺さったメガ枠。努力値はガルドゲンガー他役割対象に安定するためにHD。初手に出して強引にメガ進化しに行くことが多かったです。後投げ性能はかなり低いですが、場に居座れればかなり強いので妖をスリップダメージで倒し、残り2匹を詰ませる動きができます。とはいえ数値が高いポケモンではないので、選出段階で詰ませ役かサポート役かを決めておいて過労死しないように丁寧に扱うことを心掛けました。

寂しがり　A252 C252 S4　不思議な守り　＠防塵ゴーグル
影打ち　シャドボ　鬼火　守る

 　毒を切った両刀ヌケニン。この構築の軸…ですがステロが環境に多く、選出率は控えめでした。火傷が入っていないランドロスなどと対面すると、ヤミラミをメガ進化していてもステロと地震の択になるので、役割対象には鬼火を打つことが多く、毒を切った弊害はあまり感じませんでした。カバ+ジュモクのようなヌケニンを選出しないと厳しい相手とカバが同居する構築が厳しかったのでゴーグルを持たせましたが、襷がないと選出できても腐りやすいのでここは好みだと思います。ヌケニンで詰ませる選出をする時は、相手のヌケニンの処理ルートを把握して潰すことを意識して動きます。

陽気　H212 D68 S228　ポイズンヒール　＠毒々球
地震　毒々　守る　身代わり

 　HS毒グライオン。最速でないグロパンガルーラ、リザX、ミミッキュ、テテフなどを誤魔化せるHSがグライオンの中で単体性能が最も高い型だと思います。詰ませ性能、誤魔化し性能が非常に高く頼もしいですが、後投げ性能にはやや難があるのでサイクル負けしないよう役割を分散したり、上手く役割対象と対面させることを意識して立ち回ります。

腕白　H252 B252 D4　頑丈　＠ゴツゴツメット
ドリル嘴　鉄壁　毒々　羽やすめ

　今時珍しい毒鉄壁ムドー。役割対象と1:1交換を取るのが主な役割です。挑発の役割対象をヤミヌケと後述のラッキーで分散してるので、サイクルで優位に立てる毒々を採用しました。出てくる電気などに毒が刺さり、役割遂行速度が早まることにより、急所の試行回数や択などを減らすことができて実践的に勝ちやすかったです。耐性が優秀なので見れる相手は多いですが、ステロが入ったり、怯みや急所などを考慮すると安定するとは言い難いので、周りで状態異常や削りを入れるなどのサポートが重要です。

図太い　B252 D244 S12　自然回復　＠進化の輝石
卵産み　地球投げ　毒々　スキルスワップ

　スキスワラッキー。努力値はZ技などにゴリ押しされることを嫌いBDにほぼ振り切りました。アーゴヨンはヤミヌケの先制技で倒すと割り切って電磁波を切り、代わりにスキスワを入れました。ヤミラミと合わせてゲンガーやマンダを見れるスキスワは構築とのシナジーもありとても使いやすかったです。スキスワについての詳しい考察は単体考察記事を書いているのでそちらをどうぞ 

bomber-poke.hatenablog.com

図太い　H252 B60 D196　再生力　＠黒いヘドロ
熱湯　毒菱　黒い霧　自己再生

　Dにある程度努力値を割いたドヒド。調整は+2メガバシャの雷パンチ耐え余りDです。毒菱はヤミヌケの並びはバシャミミッキュジャラランガなどでドヒドが過労死することが多いので初手で撒くことで毒ダメで強引に倒せるように採用しました。誤魔化し性能が高く、ヤミヌケの苦手な範囲を見ることができるので選出しやすかったですが、テテフやレボルト等に低負荷で出されてしまうので、迷ったら選出ではなく、明確な役割を持たせて選出してました。毒菱撒き+クッションというイメージで動かすことが多かったです。

［立ち回り解説］

 　ラキムドー＠1という選出をすることが多かったです。ヌケニンは襷がなく、起点回避が難しいことや、ヤミラミとの同時選出を強要される構築が多く、あまり選出できない印象でしたが、選出さえできれば基本的に役割対象に安定し、普通の受けループでは厳しいジュモクやゴーリなどを詰ませられるのは、本当に強かったです。毒や火傷を入れさえすれば詰ませられるポケモンを数多く採用しているので、交代読みで状態異常を入れにいったり、初手にドヒドを出して不利対面でも強引に毒菱を撒きにいくなど、能動的に状態異常を入れることを心掛けます。また、エアームドに負担が集中しやすいので、エアームドのHPを保てるように回りで物理に強引に状態異常を入れたり、役割を分散させるなどの工夫が必要です。

［単体や並びに対しての対策］

単体

vs　ステロを撒くためにヌケニンの役割対象とともに出てくることが多いです。メガヤミラミがHDなので地震が受かりませんが、ヤミラミを予めメガ進化させておいて、ヌケニンは役割対象に鬼火を連打することで対策できます。初手にこなかった場合はステロ撒きでない可能性が高いので、ステロを意識しないで立ち回ることも。

vs　対面してるのがヤミラミならイカサマ→不意打ちで、ドヒドなら霧連打で起点回避、ラキグライなら毒→ムドー引きで対処します。基本的にヌケニンは選出せずにムドーと1:1取れるように立ち回ります。

vs　ムドーが挑発を切った弊害で安定しないので、強引に状態異常を入れにいったり、スキスワラッキー+ヤミラミorヌケニンで対処することを心掛けます。立ち回りは窮屈でしたが、ムドーがマンダに突破されたことは一度もありませんでした。

vs　ヌケニンなら安定しますが、フィールドや挑発で裏の起点になりかねないのでドヒドで毒菱を撒けると安心です。裏の一貫を作る削り要員なので、相手の構築や立ち回りから裏を読んで、エースに一貫を取られないようにします。

vs　ヤミラミは選出確定です。滅びでドヒドムドーを落とされると裏のエースに一貫が取られてしまうので、裏の物理ATをスリップダメージなどで削りきることを意識して立ち回ります。

vs　ラッキーの投げ×2+ヤミラミの不意打ちで処理します。相当厳しいので、相手の選出を読んである程度割り切って立ち回ります。

vs　誰も受からないのでヤミラミかドヒドで火傷を入れにいくか、ムドーで削ってヤミラミの不意打ち圏内に入れます。できればヤミラミはメガせずに立ち回ります。

並び

vs　ヌケニンorヤミラミラキムドーを選出します。並び自体はヌケニンで見れますが、出せなかった場合は、ムドーでグロスを削ってヤミラミの不意打ち圏内に入れます。

vs　ドヒドムドー＠1を選出することが多いです。ムドーに役割集中して崩されるので、ドヒドで毒菱を撒きます。毒さえ入れば削りきれることが多かったです。

vs　ヤミラミラキムドーを選出します。眼鏡テテフが多いのでラッキーのHPは丁寧に扱い、テテフを削ってヤミラミを一貫させます。

vs　おみくじパのような所謂ピンゴーリの構築。ヤミヌケムドーorドヒド選出をします。ゲンガーがいない構築にはドヒドの毒菱→ムドーでゴーリを見れますが、ゲンガーがいると毒菱が撒けないので選出択になります。

［後語り］

　今期は序盤で2000を達成し、インフレしていたので2100を狙えると思っていましたが、後半はジャラランガが増えて厳しかったです。また、ピンゴーリなどのヌケニンを選出しなければならないが、刺さりの悪い構築が増えたことも向かい風です。結果を残したループは従来の常識に捕らわれず、前衛的な構築だったので、私もS10は今までの並びから離れて、新しい形を開拓したいと思います。

　この構築のQRコードはこちらで公開しています。環境には適応できませんでしたが、構築自体はテンプレヤミヌケの並びの自分の結論と言える程の完成度だと自負しているので、ヤミヌケに興味がある方はぜひ使用してみてください。

何か質問などあれば気軽に ＠bomber_poke までどうぞ！