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使用構築や単体考察を落とします

かぜおこしヌケニン

 

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※ご近所さん(govicinity3)による素敵すぎるかぜおこしヌケニンのイラスト

 こんにちは。ぼんばーです。突然ですが、一般的な受けループはオニゴーリがとても重いです。基本的にこいつのために構築を歪めてまで処理ルートを用意する必要があります。そのオニゴーリの対策として、私はヌケニンを使用し続けてましたが、不安定要素が多く、安定しませんでした。今回はその弱点の一つであるPP勝負に強くなれるかぜおこしを採用したヌケニンの考察をします。

 

一般的なヌケニンオニゴーリ

 一般的なオニゴーリの技構成はフリドラ、零度、守る、身代わりでPPは計45(72)です。影打ち(PP30→48)を採用すればヌケニンのPPは余裕で45(72)を越え、PP勝負で負けなくなり、PPを枯らして裏で悪あがきを受けて倒すことができます。しかし、影打ちが接触技のため、ゴツメ鉄の刺を後ろにちらつかせられると迂闊に影打ちを打てなくなり、分の悪い択が生まれてしまいます。しかも、クレセリアの三日月の舞と組み合わせられることにより、PPが倍の144まで増え、単純なPP勝負でさえもPP負けしてしまいます。単に起点を作ってオニゴーリを展開する構築が減りつつある中この弱点は致命的であり、何かしらの対策が求められています。そこでかぜおこしに目をつけました。

 

かぜおこしの採用理由

 採用理由は単純で、PP最多の非接触技であることです。かぜおこしはPPが35(56)のため、影打ち(PP30→48)と鬼火(PP15→24)と守るor毒々(PP10→16)を合わせることにより、PPの合計が90(144)=オニゴーリのPP×2となります。つまり、三日月の舞込みでもオニゴーリのPPを枯らせるようになります。また、シャドボ、秘密の力のように挑発持ち+ゴツメ持ちへの対策になります。かぜおこし以外の技を汎用性の高い技で固められるので汎用性もさほど損ないません。

主な仮想敵

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かぜおこしヌケニンの技構成と調整

 

  持ち物…気合いの襷or防塵ゴーグル

 調整…寂しがり A252 C4 S252 or A252 C252 S4

 技構成…かぜおこし 影打ち 鬼火 毒々or守る

 

 まず零度オニゴーリの2倍のPP(90→144)を確保するためにPPが多く、汎用性の高い影打ちと鬼火は確定です。残る1枠では足りないPP(10→16)を補えればいいので毒々と守るが候補です。調整に関しては、火力が低すぎる(後述)ためA特化は確定で、残りはC振りでもS振りでもいいと思いますが元の火力が低すぎるため、クチートやガルドなどの上を取れるS振りを推奨します。ちなみに無振りかぜおこしだと無振りフェローチェが確定3発程度の火力です。

 

かぜおこしのメリット

 

1.PP勝負に強い

 一番の採用理由です。クレセゴーリのオニゴーリのPPを単体で枯らせます。影打ちでゴツメに触れてしまいますが、クレセが落ちてから打てば問題ありません。

 

2.影打ちを温存できる

 1の副次的なメリットですが、影打ちを打たずにPPを枯らせます。ゴツメ持ちの役割対象やゴツメが裏にいそうな場合に影打ちを打たずに温存することで択を起こさずにPPを枯らすことができます。シャドボだと技3枠でPPを枯らせないため、途中で択が生まれてしまいます。

 

3.非接触攻撃技

 例えば、挑発レヒレ+ナットレイのような並びにヌケニンを出すと、挑発をヌケニンに打たれた後にナットレイ引きと居座りの不利択が生まれます。かぜおこしはそんな択で安定行動となります。

 

4.ギルガルドの弱点保険を発動させない

 かなり地味なメリットではありますが、オニゴーリ入りのギルガルドは呑気弱点保険であることが多いので、シャドボと違い、発動させるリスクを負わずにオニゴーリのPPを枯らせるのはメリットだといえます。

 

かぜおこしのデメリット

 

火力が低い

 これに尽きます。ダメージ計算を見ていただければわかります。

 

補正無しC252振りかぜおこしの与ダメージ

D4バシャーモ 155-91 → 28~34

D4メガバシャーモ 155-101 → 26~32

無振りフェローチェ 146-57 → 88~108

無振りメガゲンガー 135-115 → 11~14

H252カプ・レヒレ 177-150 → 9~11(最高乱数でも残飯と相殺される)

 

Cに振っても悲しすぎる火力です。ですが元々火力に期待はせず、詰ますため、負けないための技で基本的に打たないのでそこまで問題ではありません。残飯レヒレが厄介ではありますが、影打ちを打つかPPかフィールドを枯らせば勝てるのでそこまで問題はありません。

 

まとめ

 かぜおこしは非接触打点となり、ゴツメ挑発に対応できる他、同じく非接触技のシャドボ、秘密の力と違いPPが多く、クレセゴーリを見れ、ゴツメ持ちが見えてもPPを影打ちを打たずに容易に枯らすことができる実用的な技です。かぜおこしのようなストーリーの序盤でしか見ないような技が真面目に候補技になるのはヌケニンの面白いところですね。なお、かぜおこしは遺伝技なので採用する場合には遺伝を忘れずに。

 何か質問などあれば@bomber_poke までどうぞ。また、かぜおこし遺伝B0のツチニンの孵化余りは残っているので、声をかけていただければ譲ります(普段絡みがない方でも気楽にどうぞ!)。かぜおこしヌケニン(*´ω`*)ハヤル!