ヤミラミ ~ヤミヌケ単体考察~
ヤミラミ@メガ石 悪戯心→マジックミラー
努力値案
1. 図太いor腕白 H252 B252 D4
2. 図太いor腕白 H252 B148 D108
非メガ時A特化ミミッキュの火傷ミミZ確定耐え
D…C特化ギルガルドのシャドボをDダウン非考慮93.25%で2耐え
3. 穏やかor慎重 H252 B4 D252
技構成
確定技 イカサマ 鬼火 自己再生
候補技 守る 不意打ち
主な役割対象
採用理由など
ヤミヌケの軸。マジックミラーによりステロの展開の疎外し、鬼火サポートで後続の負担を減らすことができます。見せポケとしても優秀で、選出しなくてもステロ撒きにプレッシャーをかけられるので、このポケモンが構築にいないと選出択すら生まれず、ヌケニンが機能しません。数値の不足やメガ進化のタイミングの難しさなど癖が強いので、立ち回り考察で解説していきたいと思います。
努力値について
メジャーなステロ撒きに強く出れるHBとガルドゲンガーなどに役割を持てるHDの選択です。調整案2にすることで物理特殊両面で最低限の耐久を確保することもできますが、鬼火などでサポートしたり後続に役割を分散したりし、どちらかに特化させるのも有力です。環境や並びによって最適な調整は変わるので、環境に合った調整をすることが重要です。
調整案2と比べたBやDに特化するメリット
HB→特化バシャのフレドラほぼ2耐え
A実数値182の地震ほぼ2.5耐え
火傷特化ミミッキュのミミZ+影打ちを確定耐え
HD→C252振りメガゲンガーのヘド爆+状態異常祟り目+毒ダメ1回を高乱数耐え
C252振りウツロイドのパワージェム確定3耐え
無振りレヒレのムンフォを79%2耐え(守るがない場合でも自己再生でそれなりに安全にメガ進化できる、場合によっては火傷入れて粘ることもできる)
持ち物について
メガストーンで確定。
技構成について
ステロ撒きを見る必要がある以上、物理方面に役割を持つためにイカサマ、鬼火、自己再生はほぼ確定で残り1枠が選択となります。猫だましはPPは多いですが、守るでいい場面が多い他、テテフミミッキュに無効なのが痛いので個人的には候補外です。
不意打ち
リザXガルドゲンガーなどを縛ることができるようになります。マジックミラーとの相性も良く、不意打ちが安定択になるのが偉いです。ヤミラミの単体性能を引き上げる技ですが、ヌケニンとのシナジーは薄くなります。
主な仮想敵
守る
安全にメガ進化できます。主にヤミヌケ選出で安定感を増すことができ、拘りテテフをヤミヌケで見ることができるようになります。安定択を取りやすくなりますが、役割対象にゴリ押しされやすくなり、単体性能は下がります。
主な仮想敵
立ち回り考察
・メガ進化の有無
ヤミラミはメガ進化のタイミングが難しいです。ここでは選出パターン別にメガ進化するべきか否かを考察していこうと思います。
case1
ヤミヌケドヒド
この選出の場合はヌケニンをステルスロックから守るためにヤミラミを選出しているので初手出ししてメガ進化していきます。仮にミミッキュなどにヤミラミを流された場合は釣り出ししてでもメガ進化してステロ撒きを阻害します。逆にステロさえ撒かせなければ勝てる選出なのでステロを撒けるかどうかの勝負になる場合も多いです。
case2
こういう選出、つまりヌケニンを出さない場合はメガ進化するか見極める必要があります。例えばゲンガーなどのヤミラミの役割対象やカバルドンなどのヤミラミで攻撃が受かるステロ撒きが見えている場合は、耐久上昇やマジックミラーを得られる恩恵が大きいので多少強引にでもメガ進化します。逆にカミツルギやドリュウズなど上から鬼火を入れに行く展開が考えられる相手がいる場合はヤミラミが鬼火サポート要員として動く展開も考えられるのでメガ進化しないことが優位に働くことがあるので、メガ進化しない方が立ち回りに含みを持たせられます。その場合は初手フェアリーを読んでヤミラミを裏に忍ばせ、ヤミラミの一貫を作ってから展開するか、鬼火サポート要員として強引にムドーが受からない相手に投げていくか状況に応じて変える立ち回りも有効です。ただし、メガ進化しない場合は耐久が心許ないので、サイクル戦になったときにヤミラミが過労死しないか見定める必要があります。
・不意打ちを持つことで可能になる動き
ヤミヌケにおいてヤミラミの4枠目の技は重要なファクターです。不意打ちを選択した場合に選出段階で可能になる主な動きを書いていきます。
vsギルガルド
無振りブレードフォルムに対して不意打ちのダメージ→120~144
無振りドヒドイデの熱湯がD4振りギルガルドに対して48入るのでドヒドイデを投げて残飯型ならPP枯らし、物理型なら熱湯で削って不意打ち圏内に入れるという立ち回りで比較的安定してギルガルドを処理できるようになります。
vsメガゲンガー
B4振りメガゲンガーに対してA実数値63イカサマのダメージ→68~84
B4振りメガゲンガーに対して不意打ちのダメージ→84~102
合わせて最低で152ダメージ入るので殆どのゲンガーを不意打ちを隠しながら2発で落とせます。なので、多少Dに割いていればC振りメガゲンガーも後出しからシャドボを耐えながら落とすことができるようになります。
vsメガリザードンX
B4振りメガリザードンXに対してA実数値200のイカサマのダメージ→82~97
B4振りメガリザードンXに対して不意打ちのダメージ→33~39
合わせて最低115ダメージ入るので、フレドラの反動で悪くて相打ちまで持ち込めます。逆鱗はヌケニンかエアームドでキャッチして落とせばいいので、メガリザードンXに対してある程度有利な対面となり、リザードンをヤミラミで見る選出が可能になります。
ダメージ計算から分かるとおり、主にこの3匹に対しての性能が上がります。なお、ゲンガルドのシャドボを耐えるためとメガリザードンXのフレドラの反動ダメージを稼ぐために、不意打ちを採用する場合は調整案2以上のD振りをおすすめします。
(了)