S17最終最高2000 六世代式グロススタン
使用構築
構築の経緯とコンセプト
S16の構築で自分が記事を読んで1番魅力的に感じたぐーみーさんの構築をベースにスタート。ウルガモスの役割をオニゴーリでもこなせると感じたため、ゲコランドをより炎に強くてS操作も可能なガブスイクンにして構築が完成。強いポケモンであるメタグロスとオニゴーリを通すために周りはサポートに徹して、パワーで押し切ります。
個別紹介
メタグロス@メガ石 クリアボディ→硬い爪
実数値 187-187→198-157→177-×-117→137-95→135
努力値 意地っ張り H252 A116 B52 D52 S36
技構成 バレパン、思念の頭突き、地団駄、グロパン
構築のエース。基本的にメタグロスかオニゴーリのどちらかは必ず選出します。調整は参考元からABを削ってもさほど乱数が動かなかったので、コケコのEF10万Zやテテフのシャドボ2発を高確率で耐えるためにDに振りました。周りのSサポートや削りを入れてから出して2体持って行くのが基本で、高い対面性能にものを言わせて暴れ回ります。雷パンチが欲しい場面はよくありましたが、抜ける技がありませんでした。
オニゴーリ@食べ残し ムラっけ
実数値 177-×-105-101-106-145
努力値 臆病 H172 B36 C4 D44 S252
技構成 フリドラ、絶対零度、身代わり、守る
構築の裏のエース。選出率は6割弱くらい。化身ボルトとバレルがいるので当然ですが、後から入ってきたにも関わらずに構築全体とシナジーがあってエースとして申し分ない働きをしてくれました。択や相性を度外視して勝つことができる範囲がここまで広いのはおかしいと思うので、八世代ではムラっけと一撃技の理不尽さが軽減されてくれてよかったです。余談ですが、この構築がゴーリの起点作成に特化していないこともあると思いますが、普通に取れる選択肢が多くて立ち回りが難しかったので、脳死で扱えるポケモンだという印象はありませんでした。
ボルトロス@オボンの実 悪戯心
実数値 186-×-107-145-127-131
努力値 穏やか H252 B132 D124
技構成 放電、めざ氷、電磁波、挑発
優秀なクッションその一。コケコのいないマンダ軸には大抵刺さります。電磁波が3タイプ+ミストフィールドに阻害されるので、仕事できずに落ちることも何度かありましたが、やはり先制挑発電磁波は強くてクッションとして、ストッパーとしてスペックの高さを存分に発揮してくれました。
スイクン@水Z プレッシャー
実数値 175-×-135-156-136-137
努力値 C252 D4 S252
技構成 ドロポン、凍える風、瞑想、ミラコ
自慢のカバリザ対策。レヒレとの主な違いはミミZ+影打ちを耐える物理耐久とミストフィールドの有無。レヒレに強い瞑想ミラコを採用しましたが、使う機会は少ないので比較的自由。主にカバリザに出しますが、対面性能が高いのでサイクルを回すのが厳しい並びに雑に初手出しすることも多かったです。
ガブリアス@ヤチェの実 鮫肌
実数値 189-151-116-×-131-169
努力値 陽気 H44 A4 B4 D204 S252
技構成 地震、岩石封じ、ステロ、毒々
最速ヤチェのテンプレ。初手ゲコに比較的安定するので初手出ししやすく、電気受けやリザードンメタなどで後発に忍ばせても活躍します。構築とステロの相性がさほど良くないので、ステロを撒くことより削りやS操作を優先した方がいい場面が多い印象でした。
モロバレル@ウイ 再生力
実数値 221-×-134-105-101-50
努力値 図太い H252 B252 D4
技構成 きのこの胞子、クリスモ、イカサマ、めざ炎
優秀なクッションその二。グロスゴーリのサポートになる胞子は強く、ミミガッサやレヒレコケコなどへのクッションとして扱いやすかったです。めざ炎はカミツルギが環境に少なかったのであまり採用したくありませんでしたがナットレイが重すぎて採用せざるを得ませんでした。
構築の所感と感想
S17は序盤しか潜っていないので深いことは言及できませんが、コケコ入りのカバマンダガルドが環境に少ないと踏んでボルトゴーリを使いましたが、元構築の取り巻きの変更を含めて上手く刺さってくれたと思います。単純に構築全体の数値とスペックも高く、麻痺やムラっけといった上振れ要素が大きい構築だったのもよかったです。しかし、メタグロスとオニゴーリの両方が通らない構築には一方的に負けてしまうのが課題で、クレセゴーリやヤミヌケなどには殆ど負けています。環境メタ構築の強みと弱みの両面が出てしまいましたが、剣盾ではより精度の高いメタ貼りをできるようにしていきたいですね。何か質問などあればTwitter(@bomber_poke)までどうぞ。それでは。