S3最終189位/最高80位 ドヒドピクシークイックターン
使用構築及び結果
↑は2/20のもの
前置きと構築のコンセプト
皆さんこんにちは。ぼんばーです。剣盾では中々結果を残すことができずに苦戦していましたが、ようやく上位で戦うことができるようになったので構築記事を残したいと思います。この構築はポケモンホーム解禁により新たに使用可能になった天然ピクシーを軸に受け2、攻め1を基調としてエースを通すor受け駒で詰ませる構築です。受け駒には切り返しのための状態異常技や守る、エースには崩しの速度を上げるために眼鏡や球を持たせて、受けと攻めの切り替えをスムーズに行えるようにしています。
個別紹介
ドヒドイデ@黒いヘドロ 再生力
実数値 157-×-224-73-163-55
努力値 図太い H252 B252 D4
技構成 熱湯、毒々、トーチカ、自己再生
受け駒1。毒+トーチカ+ヘドロ再生力によりダイマ枯らし性能や非ダイマATストッパー性能が高く、詰め筋としても削りやターン稼ぎとしても非常に高い性能を発揮しました。とにかく動ける対面が多く、型判別を入れて事故を無くし、最善の対応を可能にできます。ただ、八世代では地面の一貫が切りにくく、この構築もかなり一貫しているため、地震安定の場面を作ってしまわないように注意が必要でした。
ピクシー@食べ残し 天然
実数値 202-×-94-115-156-80
努力値 穏やか H252 B4 D252
技構成 ムーンフォース、電磁波、守る、願い事
受け駒2。サザンドラとトゲキッスを同時に見れる唯一無二の性能に加え、天然+守る食べ残しによりかなり広範囲の特殊ATを相手にすることが可能で、4枠選出の緩和にかなり貢献してくれました。回復技が願い事であることや食べ残しへの依存度が高めであることから不意の状態異常に弱く、拘り命の球やダイマによるゴリ押しによる突破も許しやすいため、繊細な扱いが求められましたが、立ち回りで性能を引き出せるタイプのポケモンなので使っていて楽しかったです。(ちなみに願い事の回復は少数点以下切り捨てなのでHPには振り切る必要があります)
カバルドン@アッキの実 砂起こし
実数値 215-133-187-×-92-67
努力値 腕白 H252 A4 B252
技構成 地震、欠伸、ステルスロック、怠ける
受け駒3。ドヒドピクシーの穴を埋めつつ、ステロや欠伸によるエースへの展開も可能な万能なポケモン。アッキの実を持たせたのは持ち物の兼ね合いによるものが大きかったですが、絶妙に耐久を補ってくれたうえ、1サイクル目に限ってなら強気な行動が可能だったり、ダイアースと合わせて要塞化したりと感触は良かったです。特殊や浮いてるポケモンへ隙を見せることから負担になりやすく、80位に入った時点では選出はあまり多くありませんでしたが、最終日はドヒドイデへのメタが厚かったため、物理受けとしてカバを投げたい場面が多く、選出率が跳ね上がりました。
アイアント@命の球 張り切り
実数値 134-161-132-×-68-177
努力値 陽気 H4 A252 S252
技構成 出会い頭、アイアンヘッド、馬鹿力、雷の牙
エース1。受けを許さない圧倒的火力と制圧力により、有利対面を取ると大抵の構築は半壊させることができます。ダイマへの依存度はやや高めですが、受け駒2枚と同時選出する時は無理なくダイマ権を譲ることが可能なのでさほど気になりませんでした。1匹で壊滅させられる構築は上位でもたびたび見かけましたが、大抵かなり無理のある立ち回りでダイマターンを枯らそうとしてくるので、裏で詰めるために最低限アイアントに求められる動きを把握して確実に役割をこなせるようにする必要があります。
ドラパルト@拘り眼鏡 すり抜け
実数値 163-×-96-167-95-194
努力値 控え目 B4 C252 S252
技構成 シャドーボール、龍星群、火炎放射、ハイドロポンプ
エース2。控え目眼鏡にすることでドロポンでH振りカバを落とせるので誘って落とすことができます。アイアントと違ってダイマ適正がさほど高くないため、相手のサイクルに負担をかける役割を任せて裏でダイマを使って詰めていく立ち回りをすることが多かったです。反面、ダイマせずに立ち回れることから攻め2受け1の選出をする時に核となってくれます。エースとして見た時、ダイマと相性がよく先制技も使用可能なアイアントと比べるとどうしても見劣りするため、対ロトム、アーマーガアやすり抜け、Sの高さ、安定感などドラパルトならではの利点を明確に生かせる選出、立ち回りを実現することを心掛けたいです。
スピンロトム@オボンの実 浮遊
実数値 157-×-128-157-128-120
努力値 控え目 H252 B4 C140 D4 S108
C…ミミッキュに+2ダイホロウが230~ダメージ
S…準速アーマーガア抜き
技構成 10万ボルト、エアスラッシュ、シャドーボール、悪巧み
補完枠。ここまでで欲しい要素が、
1,ギャラ、トゲキッス、アーマーガアに後出しから勝てる
2,地面の一貫が切れる(可能であれば型破りも)
3,エース運用可能なだけの圧力or積み技と対面性能がある
であるため、一番条件とマッチしたスピンロトムを採用しました。正直、構築とのシナジーは無く、お世辞にも強いとは言えなかったので要検討枠ではありますが、代わりを見つけることはできませんでした。周りで削りを入れてロトムを通したり、逆にロトムの圧力で立ち回りを歪ませて裏を通したりしました。最後まで綺麗な動きが見つからなくて活躍させてあげられなかったのが心残りです。
構築の所感と感想
受け攻めのスイッチが強いことやドヒドピクシーのサイクルが強いことは考察通りで、高勝率で上位に行けたことで8世代でも自分が通用すると自信を持つことができました。ただ、最終日は対策を切り気味であった受け回しが多く、それに伴ってドヒドイデへのメタも厚くなってしまったので勝ち切ることができませんでした。とはいえ最終結果は悪くなく、得る物も多かったシーズンだったので、今度はより上位を目指して潜っていきたいです。何か質問があれば @bomber_poke までどうぞ。それでは。