ヌケニン ~ヤミヌケ単体考察~
ヌケニン@気合いの襷or防塵ゴーグル 不思議な守り
努力値案
DL対策のために寂しがりかおっとりのB個体値11以下、ACSのどれか2つに252振り
技構成
候補技 影打ち シャドボ 秘密の力 鬼火 毒々 守る 怨み かぜおこし 爪研ぎ
主な役割対象
採用理由など
ヤミヌケの軸。役割対象を簡単に詰ませることができ、普通の受けループで辛い並びに抗うことができます。見せポケとしても優秀で、相手は選出の中にヌケニンで止まらない崩しを用意する必要があります。その性質上役割破壊されると致命的なので、上手くケアしながら立ち回る必要があります。
努力値について
その性質上耐久に努力値を振る必要がなく、S に努力値を割く優先度も低いので、物理型ならAS252、特殊型ならCS252、両刀型ならAC252S4で性格は寂しがりかおっとりでほぼ確定です。両刀でも明確な仮想敵がいる場合やかぜおこしのような火力に期待しない技を採用する場合はS振りも候補です。
持ち物について
基本的には汎用性を高められる襷ですが、カバルドン入りにヌケニンを出したい場合は防塵ゴーグルも候補。ヤミヌケにカバルドンを出すプレイヤーの数によって防塵ゴーグルの優先度は変わってきます。
技構成について
攻撃技と状態異常技を最低1つずつ持つ必要がある以外は比較的自由です。
影打ち
削れた相手を上から縛ることができるようになるので優先度は高め。PPが48あるのでPP勝負にも強いです。唯一の欠点は接触技だという点で、ワンウェポンだと挑発+ゴツメの並びに対応できなくなってしまいます。
主な仮想敵
影打ちと違い、非接触打点となる技。挑発持ちに対しても安定して勝てるようになりますが、火力は低く、この技自体は弱いです。
火力に期待する技ではないので、両刀にする場合でも影打ちの威力を優先して寂しがりの優先度が高いですが、襷持ちの場合は無振りランドロスの身代わりを確定で割れるようになるおっとりも候補です。
主な仮想敵
(+挑発持ち)
秘密の力
シャドボと仮想敵は同じですが、ゴーストに入らない点、PPが多い点、3割で麻痺にできるようになる点が違いです。低速で固める場合は麻痺が邪魔になり、ゲンガーが重くなるのでシャドボの優先度が高いですが、グライオンなどと並べる場合は候補になります。
主な仮想敵
シャドボと同じ
鬼火
B特化してもランドマンムーガブリアスの攻撃をメガヤミラミが2.5発受からないので交代読みで連打したい技。優先度はかなり高く、個人的には毒々より優先度は上です。毒々と比較した欠点はダメージソースとして弱く、耐久の処理が面倒になるところと呼ぶ炎に入らないところ。
主な仮想敵
毒毒
呼ぶ炎に対して安定したダメージを与えられる技。襷と守ると影打ちを合わせることでリザXに起点にされなくなります(=後出しからは負けなくなる)。優先度は高いですが、鬼火や釣り出しでカバーできる場合も多いので必須ではないです。
主な仮想敵
守る
様子見し、有効打の確認やターン稼ぎ、拘りロックができる技。優先度は立ち回りや構成に依存しますが、防塵ゴーグル持ちは一度の役割破壊で倒されてしまうので優先度が高いです。
主な仮想敵
怨み
素早く役割対象のPPを枯らせる技。スイクンなどの遂行を単体で可能にできますが、交代されるとPPを削れないため、かぜおこしの方が優先されると思っています。一応、守るや交代と合わせることでアーゴヨンなどの大文字のPP枯らしを狙うこともできます
主な仮想敵
かぜおこし
おそらく今まで誰にも見向きもされてこなかった技。非接触打点となり、高いPPによるPP枯らしを狙えます。詳しい考察はこちらの単体考察記事を見てください。
主な仮想敵
爪研ぎ
まだ試したことのない技。オニゴーリやスイクンを爪研ぎで起点にすることで全抜きも狙えます。秘密の力によるゴツメ回避、影打ちによる先制技、襷による行動保証があるので汎用性は低くなく、PP勝負を避けて高耐久を処理できるのは便利だと思います。欠点としては再戦に弱いところ、技スペースを圧迫してしまうところ。
主な仮想敵
立ち回り考察
・釣り出しして型を見極める
レヒレやテテフなどはヌケニンに対して役割破壊できる技を持っていることが多いですが、ヌケニンに即引きせずに守るやクッションを挟むことで安定して見ることができます。例えばヌケニンとレヒレが偶発対面した場合1度ドヒドに引いて、挑発+瞑想or自然の怒りの場合はヌケニンに有効打がないためヌケニンに戻し、めざ炎搭載型の場合、ドヒドを突破できないためドヒドで見れます。このように型を見極め、役割破壊をくらわないように立ち回ることでヌケニンが崩されることを未然に防げます。
・役割対象への鬼火連打
例えばこちらヌケニンで控えに多少削れたメガヤミラミ、相手が挑発のない霊獣ボルトロスで裏に霊獣ランドロスがいる場合、鬼火連打することで安定して処理できます。仮に鬼火以外の技を選択するとランドロスを繰り出された時にヤミラミで受からず、襷を盾に鬼火を入れようにもそのタイミングでステルスロックを撒かれるとこちらのサイクルが崩壊してしまいます。この立ち回りはヤミヌケの基本的な動きの一つで、ヌケニンで強引に火傷を入れる立ち回りができるので、ヤミラミは多少強引にでもメガ進化してステロ撒きに対して択を生み出せるように立ち回るべきだと言えます。
・ミミッキュを削る
ヌケニンはHPが1しかない都合上、痛み分けを打たれたとき逆に相手のHPを削ることができます。呪いミミッキュが痛み分けを打つタイミングで繰り出すことにより、ミミッキュのHPを半分以下に削ることができます。なので呪いか痛み分けかの択を仕掛けたり、状態異常が入っていればそのまま落とすことができます。
また、呪い以外ヌケニンに打点がないミミッキュはエアームドなどで挑発を入れることでヌケニンで毒火傷を入れたり、あるいは倒すことができます。霊技のないミミッキュはヌケニンを繰り出すことで削ったり倒したりできることは覚えておいて損はありません。
・襷を盾にした役割破壊
ヌケニンは襷を持つことで非役割対象に強引に居座り、火傷などを入れることができます。また、毒がある場合は立ち回り次第でそのまま倒すことも可能です。ここでは例としてメガリザードンXを見ていきます。
vsリザードン
B4振りメガリザードンXに対して影打ちのダメージ→27~33
後出しされるリザードンに対して毒々を入れられれば、「守る→何か→守る」と動くことで無振りリザードンに対して毒ダメが9+19+28+38で94ダメージ入るので、影打ちやシャドボで削って落としたり、最悪相打ちに持ち込んだりできます。また、最後に守るを打ったタイミングの後飛んでくる技はほぼ炎技なので、ドヒドイデなどに下げればヌケニンを落とすことなく倒せます。同じ理屈でヌケニン対面のリザードンが剣舞など悠長な行動をしてきた場合も、毒々を選択した場合は毒守で倒せます。なお、毒さえ入れればメガリザードンXだとドヒドイデとヌケニンに一貫する技がないので、守るやシャドボがなくても択に勝てば交換してるだけで倒すことができます。
(了)