S14最終6位 ヤミヌケゲッコウガ 最高2191最終2175 QR公開
使用構築
前置き
皆さんこんにちは。ぼんばーです。S14で私が使用した構築の紹介をしたいと思います。S14は最高2191最終2175の最終6位という素晴らしい結果を残すことができました。
また、この構築を使用した動画を投稿しているのでそちらも見ていただければ幸いです。
↑今までの投稿作品はこちら
構築の経緯とコンセプト
今までヤミヌケを使用していて、カバルドンを見ると襷のヌケニンは選出し辛く、ゴーグルのヌケニンはリザードンの起点になるため、カバリザの並びが重かったのがヤミヌケの大きな課題だと感じていました。そこで、カバリザの並び単位に強く出られる水Zゲッコウガに目をつけたのが構築の始まりです。構築の軸になるヤミヌケドヒドは前期とほぼ同じである、私が最も汎用的で強いと感じる型を使用し、特殊受けに増加傾向と感じたカバマンダガルドの並びに強く出られる混乱実ハピナス、物理受けにテテフを受けられ、マンダに安定するテッカグヤを採用して構築が完成しました。
環境に多い構築に対してメタを張ること、構築間にシナジーを持たせ、幅広い選出を可能にすることの2つをコンセプトに構築を組み、安定した勝率を維持できるようにしました。
個別紹介
ヤミラミ@メガ石 悪戯心→マジックミラー
実数値 157-×-122→177-×-102→152-70→40
努力値 図太い H252 B124 D132
HB→特化ランドロスの地震83%で2耐え。
HD→特化ギルガルドのシャドボZ耐え。
技構成 イカサマ 鬼火 守る 自己再生
構築の軸。Aに振り切ったランドロスはほぼ陽気であると感じ、Bを多少削っても陽気ランドロスの地震のダメージは変わらなかったので、C実数値222のシャドーボール2発を確定で耐えられるように普段の配分よりややDに寄せました。パワーが低く、後続にかける負担も少ないので、ヤミヌケドヒドで詰められると感じた構築や、リザ軸、ガルーラ軸、ゲンガー入り、グライオン入りなどのヤミラミが刺さるor出さざるを得ない場合を除いてあまり選出しませんでしたが、構築に居ることが大切であり、勝てる構築に安定した勝率を出すためにも抜くことはできないと感じます。
ヌケニン@気合いの襷 不思議な守り
実数値 1-156-45-×-49-92
努力値 寂しがり A252 S252 ※B<D
A→特化。特化ミミッキュと同じ(目安)。
S→全振り。大抵のクチートを抜ける。
技構成 影打ち 鬼火 毒々 守る
構築の軸。ステロ撒きに対してゲッコウガが強い圧力をかけていることもあり、多少強引に選出しにいく場面も多々ありました。叩きやトリック持ちのレヒレの増加は向かい風でしたが、ゲッコウガとの相性が良く、とても動かしやすいと感じました。使い慣れたおかげか、選出段階から有効打の有無を判断できることができることが多く、選出時に腐ることはあまりありませんでした。ただ、並びから型を判別して割り切ることは危険であるため、有効打を持っていないかを守るトーチカや釣り出しで確認することを徹底して、出落ちしないことを意識して動かしました。
ドヒドイデ@黒いヘドロ 再生力
実数値 157-×-200-73-185-55
努力値 図太い H252 B76 D180
HB→特化メガバシャーモの+2雷P耐え。
HD→C252メガルカリオの+2気合い玉と気合い玉をヘドロ込み2連最高乱数切り耐え。
技構成 熱湯 黒い霧 トーチカ 自己再生
構築の軸。再生力や守るトーチカによりHPを確保しやすく、構築全体とシナジーもあるので、基本的にはドヒドイデを軸に選出を考え、動かしていきます。ゲッコウガが地面に圧力をかけているおかげで動かしやすく、安定して動かすことができました。トーチカはバレていることも多いので、基本的にはトーチカ読みの行動をされても大丈夫な行動をし、トーチカは主にHP管理やPP削りなどのために使用していました。
テッカグヤ@食べ残し ビーストブースト
実数値 203-×-170-128-122-82
努力値 図太い H244 B252 C4 D4 S4
HB→ほぼぶっぱ。
C→H252メガクチートを火炎放射2発で98.4%で倒せる。
D→余り。S→端数。
技構成 火炎放射 めざ氷 宿り木の種 守る
マンダ受け。技構成は物理マンダを一任することやHP管理が難しいこと、守ると構築のシナジーがあることからどの技も変えることはできません。ヘビボンが欲しい場面も多いですが、ミミッキュはほぼ毎回選出するドヒドで見れ、テテフは基本的にゲコハピと合わせて対応するため、無くても問題ないと感じました。リザードンに大きく隙を見せるため、テッカグヤの採用は今まで敬遠していましたが、ゲッコウガを採用することで構築全体でリザ軸に強く出られるようにすることで無理なく構築に組み込むことができました。
ハピナス@ウイ 自然回復
実数値 331-×-62-119-179-76
努力値 穏やか H4 B252 C188 D60 S4
HP→奇数(怒り2発で木の実が発動しない)。
B→全振り(特化メガボーマンダの捨て身タックル最高乱数以外耐える)。
C→H4霊獣ランドロスを冷凍ビームで最低乱数以外倒す。
D→余り。S→端数。
技構成 地球投げ 冷凍ビーム 毒々 卵産み
特殊受け。混乱実を持つことは役割破壊後に役割遂行可能なHPを確保する、ステロボルチェン展開に強く出る、強引に毒や削りを入れる、怒りコケコレヒレに勝てるなどの様々なメリットがあり、読まれにくいので非常に便利でした。また、コケコの型によらず遂行でき、カバマンダに強く出られ、特殊ガルドに対してドヒドと合わせて安定して見られるようになるため、カバマンダガルドへの強力なメタになりました。
ゲッコウガ@水Z 激流
実数値 149-×-89-170-92-171
努力値 控えめ H12 B12 C252 D4 S228
HB→A252ランドロスの地震耐え。
C→特化。 D→余り。
S→最速ガブリアス抜き抜き。
技構成 ハイドロカノン 熱湯 奮い立てる 身代わり
本構築の裏軸であり地雷枠。奮い立てるは当初水手裏剣でしたが、欲しい場面がなかったため、ドヒドなどでゲッコウガを受ける構築を崩せる奮い立てるを採用しました。これまでの個別紹介であったようにただの潰し枠ではなく、
1,カバリザへのメタ。
2,ステロ撒きの牽制。
3,ゲッコウガをドヒドやカビゴンで受ける構築の崩し。
4,高い崩し性能や多様な型による選出誘導。
5,ハピカグヤと合わせてテテフに高い水準で対応可能にする。
といった様々な役割があり、ヤミヌケにピッタリ合う優秀な潰し枠でした。
立ち回り解説
基本的にドヒドイデ@2を選出し、守るトーチカを駆使して安定行動で定数ダメージを稼いでいきます。グロス軸に対してのヤミヌケ、リザ軸に対してのゲッコウガ、マンダ軸に対してのドヒドハピカグヤとよく見かける並びに対して強力なメタが張ってあり、ヌケニンの詰ませ性能や襷による状態異常撒き、ゲッコウガの崩し性能や選出縛り性能と、一般的な受けループに対してのメタが通り辛く、基本的に無理なくサイクル戦を仕掛けることができます。
単体への対策と処理ルート
※並びは割愛させていただきます。
vs ドヒドイデとゲッコウガかヌケニンで対応します。ヌケニンを出す場合は、トーチカやヌケニンの襷を利用して毒を入れ、定数ダメージを稼いで倒します。ゲッコウガを出す場合は、ドヒドイデの黒い霧を利用してSを上昇させないようにし、逆鱗で倒されてから水Zで落とすかトーチカの毒で削り切ります。雷パンチや地震持ちは逆鱗をすることなくドヒドに大ダメージを与えられるので厳しいです。
vs ドヒドイデとテッカグヤで対応します。両刀や特殊にはドヒドイデ、物理にはテッカグヤを投げます。身代わり持ちが減少傾向にあるので、物理ではなさそうな場合はドヒドイデで対応することもありました(ヤミヌケドヒドの並びであれば最悪物理型にも対面から火傷を入れてドヒドイデで処理できる)。
vs ドヒドイデとヌケニンorハピナスで対応します。基本的にはドヒドイデを投げ、挑発をされた場合はめざ炎がないと判断してヌケニンで対応します。最悪ドヒドイデだけでも、挑発を裏で透かすことでヘドロや再生力でHPを確保し、熱湯火傷で削り切ることが可能です。
vs ドヒドイデで対応します。物理型はトーチカで霊Zを透かし、特殊型はトーチカ再生でシャドボのPPを枯らします。ヤミラミやゲッコウガも強く出られますが、レヒレのミストフィールドを絡められると厄介なのでレヒレと並んでいた場合は極力ヌケニンを選出します。
vs 守る+ヌケニンか、テッカグヤやハピナス、ゲッコウガを上手く組み合わせて対応します。ヌケニンで見る場合は拘りロックを徹底し、拘ってないめざ炎やシャドボ持ちはハピカグヤを出せない場合は切ります。ハピカグヤゲッコで見る場合も拘りロックを意識し、スカーフやショックをケアしながら受け回していくかゲッコウガで上から倒します。
vs ドヒドイデで対応します。熱湯火傷やトーチカの毒で削り切ります。メガ挑発はかなり厳しいです。飛行Zの場合はヌケニンとドヒドイデを合わせることで、飛び跳ねるを守るトーチカで防ぎながら立ち回れます。メガか否かは並びである程度読めるので、ある程度型読みを入れながら立ち回ります。
vs ヤミラミで対応します。火傷を入れれば滅び型以外はある程度ドヒドイデでも対応できるようになります。基本的に厳しいですが、ミミッキュさえなんとかできればヤミヌケで詰めていける構築が多いので、火傷を入れに行くことを心掛けて立ち回ります。
vs ヤミヌケドヒドかハピナス+ヌケニンで対応します。ハピナスでは後投げから受からないので、上手く火傷のダメージやヌケニンの影打ちで削り切ります。相手視点ゲッコウガに抜かれているように見えるので、初手でゲッコウガを出して暴れてからハピナスと対面させて処理することもありました。
vs ヤミヌケで対応します。岩石封じ持ちはヤミラミ、剣舞持ちはヌケニンで対応します。ヤミヌケ選出が厳しい場合は、最悪岩石封じ持ちはドヒドやカグヤで対応できるのでヌケニンを優先的に選出します。
vs ハピナスで見れますが、グロスなどと並んでいることが多いので基本的にヤミヌケドヒドを選出していました。ボルチェンがドヒドイデに半分程度しか入らないため、隙を見せないように立ち回ればドヒドイデで十分見れます。
vs ドヒドイデ+αで対応します。極力ドヒドイデと対面させられるように立ち回り、Zをヌケニンで透かしたりスケイルノイズをハピカグヤで受けてPPを枯らします。挑発持ちの場合厳しいですが、上手く択に勝ち、PPを枯らせば勝つことができます。
後語り
今期は2100から上で対戦数を稼ぐという前期の目標を達成し、最終6位、最高レート2191とあと一歩2200に及ばないも十分な結果を残すことができました。また、最終日の35戦全てを2100を割ることなく対戦できたので(→厳密には39戦していて最初の4戦は2100を往復してました。最終日含めて勝率は安定していたという意味合いで例として出しましたが不適切でした。嘘をついて申し訳ありません。)安定した勝率を維持するという構築のコンセプトも実現できたことを嬉しく思います。多くの受け回し使いが苦戦し、受けループで結果を残す人が減りつつある中、ヤミヌケとともに最終6位という結果を残せたことはとても光栄に思えます。これを機に受けループを今一度考察し直す人が増え、結果を残す人が出てくれれば幸いです。なお、この構築のQRのリンクは下にあるのでこの構築に興味を持った方は使用していただければ幸いです。また、何か質問などがあればTwitterの @bomber_poke まで気軽に聞いてください。それでは記事の拝読ありがとうございました。