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使用構築や単体考察を落とします

ゴーグルヌケニン

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 皆さんこんにちは。ぼんばーです。今期久しぶりにゴーグルヌケニン使ってみたので、その感想を書こうかと思います。襷ヌケニンの使用感との比較となるので知識がない人には分かりづらい部分があるかもしれませんがご了承ください。

 

襷の強みf:id:bomber_poke:20190708173316g:plain

・腐りにくい

・不利対面で居座って状態異常を撒ける

・リザードン対策になる

・不意の役割破壊技で崩されにくく、立ち回りに余裕が生まれる

 

ゴーグルの強みf:id:bomber_poke:20190708173539g:plain

・詰ませ性能が非常に高い

・剣舞ガッサやアローラキュウコンに役割を持ててバンギノオー入りに出すことができる

 

主な双方の利点はこのあたりでしょうか。それでは順番に見ていきたいと思います。

 

襷の強み編f:id:bomber_poke:20190708173956g:plain

腐りにくい

 要するに実践的に勝ちやすい訳です。ヌケニンの役割対象がいない場合でも襷や耐性を盾に状態異常を撒いたり、守るなどでスリップダメージを稼いだりできます。この動きは結構応用が利きやすく、例えば地震読みでランドロスに繰り出して鬼火を入れるなどできるので、無茶な立ち回りでも成立しやすくなります。

 

不利対面で居座って状態異常を撒ける

 先ほど述べた通り、不利対面で居座る選択肢が生まれます。また、役割対象がいる場合でもヌケニンは襷無しで役割遂行できるので、状態異常撒きと役割対象への遂行を無理なく両立できます。

 

リザードン対策になる

 個人的に重要なポイント。リザードンを後出しされるタイミング、もしくは対面から剣舞されるタイミングで毒を入れれば、襷ヌケニンは対面リザードンに最低でも相打ちにできます。また、Yだとしても襷を盾に毒を撒くことができ、トーチカドヒドイデと合わせることでリザードンに対してほぼ全対応が可能になります。鬼火ドライブは絶許

 

不意の役割破壊技で崩されにくく、立ち回りに余裕が生まれる

 地味に重要なポイント。打点がないと踏んだ相手に交代読みめざ炎などを当てられても倒されず、裏の役割対象やクッションのために残しておく選択肢が生まれます。

 

ゴーグルの強み編f:id:bomber_poke:20190708173943g:plain

詰ませ性能が非常に高い

 汎用性の高い襷に比べ、ゴーグルは詰ませ性能に特化しています。カバ+ヌケニンの役割対象という並びに対してeasy winできるのでヤミヌケで詰ませられる並びが増えます。

 

剣舞ガッサやアローラキュウコンに役割を持ててバンギノオー入りに出すことができる

 地味に便利なポイント。胞子無効に加えて天候ダメ無効のおかげで役割を持てる相手が増えます。これらはヤミヌケを使用しているとかなり重い相手なので役割を持てるようになるのはかなりありがたいです。

 

ゴーグルと襷の比較f:id:bomber_poke:20190708175019p:plainf:id:bomber_poke:20190708175022p:plain

 ここからが本題ですね。双方のメリットを比較して分かる通り、襷の利点がかなり大きいのが分かると思います。単純にヌケニンもう1匹分、Sの遅さを考慮するとそれ以上の効果がありますからね。また、私含めてヤミヌケの構築記事を書いている人の多くは襷を愛用しています。そういうこともあり、ヌケニンは基本的に襷一点読みされた行動をされ、ゴーグルは切った動きをされます。ゴーグルの強みを見出すならそこであり、相手から見えない勝ち筋を作れることなんですよね。カバ樹木などでヤミヌケを対策したつもりになっている人をカモにできます。また、ゴーグルは役割対象を広げる道具であり、襷の誤魔化し性能が無い分、選出できた時の勝率は上がります。総じて役割が全然違うので、環境に合わせて持ち物を変えることは難しく、構築全体をヌケニンの持ち物に合わせたものにする必要があります。

 

ゴーグルヌケニンはこの先生きのこれるのかf:id:bomber_poke:20190708174154g:plain

 やはり汎用性の低さは問題であり、ヤミラミという単体性能が低いポケモンをメガ枠を割いてまで構築に入れたにも関わらず、選出し辛く誤魔化しもできないとなると厳しいものがあると感じます。スペックは悪くないのですが、上位を目指すとなるとその単体性能の低さが仇となるので実践的には難しそうに感じます。とはいえ、構築の美しさの観点から見ると、ゴーグルは襷と比べ対応不可能な構築や選出択を生む構築を減らすことができる可能性があり、考察の余地はまだあるようには感じます。

 …感じますけど難しいですね。まず主なステロ撒きである地面枠にヌケニンで火傷を入れられず、カバルドンが主な役割対象になる関係で消去法的にですがヤミラミを無理なくHDベースにできますが、その場合、ヌケニンの襷が無いことも相まって火力の高い地面枠が非常に重くなってしまったり、リザードンを誤魔化せない関係で明確なリザ受けが欲しいにも関わらず、バンギラスは持ち物割れや構築が2メガになるリスクがあり、ヒードランはただでさえ重い地面が更に重くなってしまったりと悩ましいです。また、カバ入りの回答になると言ってもヌケニンがリザードンに大きく隙を見せてしまうため、例えばカバリザミミッキュレボルトといった並びに4枠選出になってしまったりします。正直、これらの課題を無理にクリアしようとするよりは、ゲッコウガなどを入れて並びごと吹き飛ばした方が勝ちやすいのが現状です。でもだからといってゴーグルヌケニンを諦めたくはないんですよね。まだ時間もありますし。ドヤ顔カバルドンにヌケニンが対策される現状を変えたいので、できる限りの試行錯誤はしていこうと思います。結論としては現状は厳しいけど、打開策があれば輝ける可能性はあるといった感じですね。

 

後書きf:id:bomber_poke:20180420232428g:plainf:id:bomber_poke:20180904175842g:plain

 結局、襷一強の現状を変えるほどのアイデアは出せずじまいですが、まだ時間はあるので色々試してみたいとは思います。何か質問があれば @bomber_poke までどうぞ。それでは。