スキスワラッキーの単体考察
1.前置き
- この記事は受けループにおけるラッキーの考察であり、技構成は卵産み、地球投げ、毒々、スキスワ性格及び努力値は図太いB252、D252、S4と仮定する。
- 考察は筆者の所感が入る。記事執筆時点でのPGLデータ(4月11日時点)を仮想的の選別や引き合い出す。
- 仮想的は採用率203位内を想定する。(中途半端な数字は大体オクタンのせい)
- ダメージ計算はトレーナー天国様のものを利用する。
なお、スキスワの採用理由に関しては仮想的を見てもらった方が分かりやすいので省略する。
2.仮想的
情報量を優先し、スキスワを打つ可能性のあるポケモンほぼ全てを掲載するため、冗長になるかもしれないがお許し願いたい。なお、あまりにもマイナーな型や通常起こり得ないレアケースについては想定しない。
※採用率順
スキン持ちの無力化、影踏みから抜け出す、力持ちの起点回避、ビーストブーストの起点回避、ムラっけの起点回避、マジックミラーに毒を入れる、砂かきなどを奪い、後続で上から処理するなど主に起点回避性能に優れる。基本的に単体で処理できる相手が増えるわけではないので裏との連携が重要。
3.立ち回り
vs
A特化スキン捨て身タックル 189~223
A特化スキン無し捨て身タックル 105~124
→A特化でもいい乱数でスキン捨て身→素捨て身を耐えるので、ボーマンダに勝てるようになる。また、霊と組ませれば完封できる。特にゲンガーは影踏みで逃がさずに倒すことができるので、ラッキー+ゲンガーでボーマンダを見る選出もできるようになる。
vs
A特化力持ちじゃれつく 187~222
A特化力持ちなしじゃれつく 94~112
A特化力持ちなし輝石なしじゃれつく 141~166
→ボーマンダと同じく、いい乱数で力持ちじゃれつく→素じゃれつくを耐えるので、剣舞や叩きがなければ上を取られていても対面からクチートに勝てる。また、叩き落とすを持っていてもじゃれ外し次第で勝てる。マリルリ、クチートに安定して勝つためにSに努力値を割くのもアリだと思う。
vs
滅ゲンから逃げられる。単体では勝てないのでヤミラミやヒードランなどと組ませて対策する必要がある。
vs
ポイズンヒールを奪える。16ターン以上経過してると即死するので猛毒のダメージは最大16分の15でした。狙うのは身代わりを打つタイミングで交換する場合はそこを狙う。面白いくらい決まるのでグライ使いはラッキー見たらもう少しスキスワを警戒するべき。
vs
ムラっけを奪える。地震型ならそのまま勝てるが零度型には普通に負けるため、起点回避や後続のエアームドなどのサポートという側面が強い。
vs
マジックミラーを奪える。スキスワ→毒のムーブで毒を入れられる(マジガ持ちにも似たことが言える)。交代際に自然回復で毒が回復してしまうのでラッキーのHPは多めに管理しながらサイクルを回す必要がある。
vs
複眼を奪える。眠り粉や暴風の命中率を下げられるため、勝ち筋が生まれる。単体だと対策になるか怪しい側面があり、自然回復を渡す弊害で毒から回復され、眠りから回復できなくなるのでステロなどと組ませて対策する必要がある。
4.相性のいい並び
ヤミヌケ
電磁波を切った弊害で厳しくなったメタグロスを見たりアーゴヨンを先制技で縛ったり、ラッキー単体で勝てないゲンガーに鬼火を入れたりできる。また、ボーマンダのスカイスキンや噛み砕くのないメガギャラドスの型破りをスキスワで奪いヌケニンで見ることもできる。ヤミヌケにおけるラッキーは電磁波ではなく、スキスワなどの対応範囲を広げられる技を採用するべきだと私は考えている。
ゲンガー
スキスワでスキンを奪った後影踏みで縛ったり、アーゴヨンのビーストブーストやドリュウズの砂かきを奪い、シャドボで倒したりできる。祟り目だとアーゴヨンが怪しい、ゲンガーを倒してもらいたいなどの理由からシャドボ持ち推奨。早めにメガしたいことから自然に守るを入れられる滅び型と特に相性がいい。
5.終わりに
スキスワは単体で処理できる相手が劇的に増えるわけではなく、取り巻きを選ぶ技かもしれないが、独特の処理ルートを取ることにより受けルで辛いと言われるポケモンを誤魔化すことができる非常に便利な技なので是非一度試してもらいたい。これを機に、スキスワラッキーを考察、使用してくれる人がいれば幸いだ。